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うなぎの寝床

| 2020.07.18

「うなぎの寝床」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?。

 

うなぎは細く狭いところを好みます。

天然うなぎの捕獲に竹筒が使われるのもうなぎの習性を利用した方法ですが、

うなぎが好むような間口が狭く奥に長い建物が「うなぎの寝床」と呼ばれます。

昔ながらの古い家屋やカウンター式の居酒屋さん、お寿司屋さんなどによく見られます。

 

うなぎの寝床は江戸時代頃、京都の町屋に多くありました。

当時は今でいう固定資産税のような賦課金というシステムがあり、金額は間口の大きさによって決められていたため、

その負担を少しでも減らそうと、狭い間口と細長い奥行きを持つ家が建てられたのがはじまりとされています。

それと同時に、一軒あたりの間口が狭ければたくさんの家や商店が大通りに面して建物を持てるということで

「うなぎの寝床」は商売の盛んだった大阪にも次第に広がってゆきました。

細長い建物というと住みにくいのではないかと思われがちですが、

奥に長いため開放感があり、家が広く見えたり、風通しが良く夏でも快適に暮らせるそうです。

 

しかしうなぎの寝床は

「間口を狭くして通りに面してたくさんの建物が並ぶことができる」

ということで、逆に言ってしまえば隣の建物との距離が極めて近いという難点があります。

建てるのも大変ですが、壊すのもなかなか大変な作業なのです。

通常は周辺へ影響が出ないように足場を組み、養生をするのですが、

隣家との距離が極端に狭ければ足場も組めません。

「養生ができないのに重機で壊して大丈夫?」

と言われますが、そういった物件では基本的に手作業にて解体を行います。

この手バラシ解体も色々とコツがいり、あまり経験がないといった業者も多いようです。

そういった物件の解体をご検討されている方は、

単純に解体費用だけでなく、狭い建物の解体経験があるかどうかも確認することが大切だと思います。

弊社では十分な経験を持ったスタッフがおりますので、

うなぎの寝床のような狭い建物でも比較的短い工期で解体することが可能です。

お見積りは無料ですので是非お声掛け下さい!

 

 
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