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石綿含有検査について

| 2022.01.20

法改正により、今春から建築物等の解体・改修工事を行う場合には、

石綿障害予防規則等の法令に基づき、石綿(アスベスト)含有の有無の事前調査を行う必要があります。

 

Q.石綿はいつまで使用されていたの?

石綿および石綿製品は、2006年(平成18年)9月1日より製造、輸入、譲渡、提供、使用が禁止されました。

■1975年(昭和50年)10月1日 … 5重量%を超える石綿の吹付け原則禁止
■1995年(平成7年)4月1日  … 1重量%を超える石綿の吹付け原則禁止
■2004年(平成16年)10月1日 … 1重量%を超える石綿含有建材、摩擦材、接着剤等、10品目の禁止
■2006年(平成18年)9月1日 … 0.1重量%を超える石綿含有製品の禁止

吹付アスベストは昭和55年頃まで使用されていました。

 

石綿含有検査について厚生労働省は、

(1)解体等工事における発注者は受注者(元請業者)が行う石綿の事前調査に協力(費用負担、設計図書等の提供)すること。
(2)届出対象工事の場合は県などに届出すること。
(3)施工者に対して施工方法、工期、工事費等について作業基準の遵守を妨げる条件を付さないよう配慮すること。

と定めており、処分場での廃材の処分にも検査結果表の添付が必須となります。

 

一般住宅で吹付アスベストが使用されている例は少ないですが、

屋根材や外壁材に使用されていることが多いです。

 

スレート、カラーベスト、

 

 

 

 

 

 

セメント瓦

 

 

 

 

 

 

サイディング

 

 

 

 

 

 

波型スレート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石膏ボードにも使われていることもありますが、石膏ボード協会によりますと

 

過去のごく一部の特殊製品(不燃積層石膏板等)にアスベストが使用されていたものがありました。

対象製品は昭和45年~昭和61年までに製造されたものであり、

この期間に製造された石膏ボード製品の1%弱であります。

尚、上記対象製品は一般住宅ではほとんど使われておりません。

 

とのことで、弊社でも火を使う飲食店の内装材でしか遭遇したことはありません。

 

 

以上のことから現在上記建材の使用されている家屋に関しては、石綿含有検査を必須とさせて頂いております。

検査結果はお客様にもお渡しし、情報を共有させて頂きます。

適正な処分のためご協力をお願い致します。

 

 

 
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