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解体ゴミってどうなるの? コンクリート編

| 2020.02.24

今回は基礎などに使用されているコンクリートが、解体後どうなるのかを追っていきたいと思います。

 

解体工事で発生したコンクリートは、分類上は「がれき類」となります。

がれき類は セメント・石・砂利・アスファルトなどで構成されており、

トラックで処分場に運ばれたがれき類は、まず重機である程度まで破砕し、鉄筋等の異物を抜き取ります。

 

次にもっと細かく破砕するため、専用の破砕機にかけ、同時に磁力選別機によって1次処理で取り除けなかった細かな金属類を除去します。

 

最後にふるいにかけられ、粒度調整が行われ、再生砕石や再生砂として生まれ変わり、

公共工事やコンクリート製品となって再活躍します。

 

このコンクリートの再生率はとても高く、実に90%以上のがれき類が再生コンクリートとして活かすことができます。

 

ちなみに産業廃棄物は全部で20種類ありますが、「がれき類」の他に「コンクリートくず」という廃棄物があります。

どちらもコンクリート系の廃棄物なのですが、この2つの違いは単純に、建設工事や解体工事で発生したかどうかです。

同じコンクリートでも建設工事や解体工事以外で発生した場合は「コンクリートくず」になります。

 
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